どうも、おもちべです。
RPGのゲームなんかをやってるとよく目にする単語に
「バフ」とか「デバフ」というものがあります。
これは、知ってる人は知ってると思いますが、
バフ:主人公や仲間の能力を強化する魔法
デバフ:敵を弱体化させる魔法
のことです。
敵を効率よく倒すためには、
攻撃力を強化するバフを自分にかけ、
防御力を下げるデバフを敵にかけた状態で
戦えばいいわけです。
逆に、自分の防御力が
敵からのデバフによって下げられたまま戦うのは
非常に不利になります。
デバフの魔法をかけられたなら、
なるべく早くその状態を回復させて、
それから戦うことを考えるべきなのです。
さて、なぜ突然このブログで
ゲームの攻略法を語っているのか?笑
それはもちろん、
この法則が僕らの人生にも
そのまま当てはまるからなのです。
今日は、
僕らの人生における「バフ」と「デバフ」について
話したいと思います。
モチベーションの高い人と低い人をわける
要素のひとつに、”原因帰属の型”というものがあります。
これは何かというと、
成功体験や失敗体験について、
その原因がどこにあると考えやすいか?
という傾向のことです。
例えば、
テストで点数が悪かったとき、
「自分は頭が悪いから失敗したんだ・・・」
と捉える人もいれば、
「あの日は寝不足だったからうまくやれなかったんだ」
と捉える人もいるでしょう。
これは、前者のような人は
自分の中の変えられない要素を原因だと思う傾向があり、
(実際に変えられないかはともかく)
後者の様な人は、
失敗した原因は自分の外にあって、
ちゃんと状況さえ整えば自分はうまくやれると考える傾向がある
ということです。
そして、原因帰属の型が、
自分の中に向きやすく(=内的で)、
変わらない要素に対して向きやすい(=固定的)人は、
失敗したときに受ける心理的なダメージが大きく、
少しの失敗でもすぐに無気力な状態になりやすいのです。
それに対して、
失敗の原因を自分以外のものや(=外的で)、
変えることのできる要素に求める(=可変的な)人は、
少々の失敗ではへこたれず、
モチベーションを維持することができます。
全く同じ失敗体験をしても、
原因帰属の型が違えば、
受けるダメージも、
その後のモチベーションの高さも違う。
これこそ、
僕らの人生におけるバフとデバフです。
このダメージ増加のデバフがかかった状態では、
失敗=自分の無能さの証拠
であるため、
経験を重ねれば重ねるほど、
「自分は無能だ」という信念を強めてしまうリスクが高まります。
そしてそのうち大ダメージを恐れるあまり、
次の行動ができなくなっていくのです。
やる気がでない、とか
行動できない、みたいな悩みを持っている人って
モチベーション云々以前に、
このデバフが強くかかっている場合が多い気がします。
だからまずはこのデバフを解除する、
つまり、
不必要なレベルで自分に厳しい”原因帰属の型”を
変えていく必要があるのです。
それにはどうしたらいいか?
というと、
1.自分の”原因帰属の型”を自覚すること。
2.その原因帰属の仕方に反論してみること。
この2つです。
「テストの点が悪かった」という現実のできごとに対して、
「自分がバカだから失敗したのだ」という思考が自動的に生まれます。
そしたら、
「あ、今おれ”自分の無能さ”に原因を求めたな」と、
一度客観視して距離を置きます。
その次に、本当にそうなのか?と
「あえて、意識的に」疑問を持ってみて、
「バカだから失敗した」という捉え方に
反論するフェーズを作るのです。
本当に自分がバカだから失敗したのか?
万全な準備ができてなかったからじゃないのか?
前日ちゃんと眠れなかったことも原因のひとつなんじゃないか?
っていうかそもそもこの点数って失敗なのか?
前回のテストよりは点数あがってるし、悪くもないんじゃないか?
などなど・・・
こうして、デバフの影響を受けそうになるたびに、
反論を加えていくことで、
徐々に効果を弱らせていけば、
最終的にはそのデバフを解除できるようになります。
自分に対する不当なまでの厳しさから、
自分自身を解放することができるのです。
人生にデバフがかかってしまうのには、
人それぞれ色んな原因があると思いますが、
解除する方法を知って、それを実践していけば
ちゃんとフラットな状態に戻れます。
もしあなたが
「あー、自分もひどいデバフかかってるな・・・」
と思ったなら、
1.自分の”原因帰属の型”を自覚すること。
2.その原因帰属の仕方に反論してみること。
この2ステップの解除魔法を試してみてください。
そのうち変化した自分に気づく日が来るはずです。
ではでは、ありがとうございました!
やる気を低下させるデバフを解除する

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