どうも、おもちべです。
最近Amazonのプライムビデオで
孤独のグルメを見るのにはまりつつあります。
もう超有名ドラマだし、
いまさら僕が説明する必要もないと思うので、
作品についての説明は省きます。
が、念のためざっくり言っておくと、
お腹をすかせたおじさんが色んなお店に入っては、
おいしい料理と出会って幸福をかみしめる
っていうドラマです。
(ざっくりすぎか?笑)
毎度同じような流れで、
最終的においしいご飯を楽しんで終わるんですけど、
ある回で、主人公の井之頭五郎が
店に入る直前に言ったセリフが、
僕にとって衝撃的で、すごく印象に残りました。
そのセリフがこちら。
「ま、当たって砕けろだ。失敗したら、後悔すればいい。」
です。
すごくないですか?
僕はこのセリフを聞いて、
あまりの深さに目からウロコがぽろっぽろ落ちました。笑
何がすごいって、この人は
失敗を恐れていない(失敗しても最悪、後悔するだけと思っている)
だけでなく、
後悔すらも大したことと思っていないわけです。
まぁ実際、別に飯屋選びの失敗なんて
人生にとって大した打撃にはならないんだから、
客観的に考えて、特に恐れる必要はないんですけどね。笑
でも、人によっては、
それを(相対的にですが)大きな事と捉えているために、
自分のお気に入りの店、というか
以前行ってみて失敗じゃなかった店や、
無難なチェーン店にしか行かなかったりするわけじゃないですか。
自分のテリトリーから出ようとしないんですよね。
(世の中そういう人の方が多いですけど。)
でもその結果として、
井之頭五郎は(ドラマの中では)
毎回新たなおいしいご飯と出会って
新しい発見をするけれども、
テリトリーから出ない人は
いつもと同じ味をいつもと同じように
無感動に消費するだけ、
という差が生まれるわけですよね。
失敗に対するマインドセット(心構え)の違いが、
行動力の違いを生み、
行動力の違いが結果の違いを生むってことです。
行動力の差は心のハードルの高さで決まる
僕のブログやメルマガを読んでくれている人には
「行動力がほしい」って思ってる人も多いと思いますけど、
この”行動力”っていうものは、
ある行為に対して感じる心理的なハードルの高さ
(長いので”行為のハードル”と呼ぶことにします)
によって規定されます。
行為のハードルが高ければ高いほど、
行動は鈍るし、
逆にハードルが低ければ、
フットワーク軽くポンポン行動できる。
勉強でも仕事でも、
恋愛でもそれ以外の人間関係でも、
なんでも同じことですが、
「失敗したらどうしよう」とか
「難しそうだなコレ」とかいう思いが強いほど
行動できないですよね?
「自分なんかが大学に受かるはずがない」
とか思ってたら、まず参考書を開くのが嫌になるし、
「こんな美女が俺に振り向くわけない」
なんて思ってたら口説けないじゃないですか。笑
で、あるならば。
行動力を高めるためには、
行為のハードルを下げてあげればいいのです。
「今すぐ完璧に解ける必要はない。
練習なんだからミスっていい。」
と自分に言い聞かせれば、
勉強に取り掛かりやすくなるし、
「別に今すぐこの美女と付き合わなくていい。
ただ好きな音楽の話をしたいだけなんだ。」
と言い聞かせれば、話しかけ易くなる。笑
こういうのを心理療法の用語でコーピングというんですが、
(この文脈でいうと専門の人に怒られそうですが。笑)
冒頭で紹介した
「失敗したら、後悔すればいい。」
も、その一種です。
井之頭五郎はそう自分に言い聞かせることで、
美味いかどうかちょっと怪しい店に入るという
“行為のハードル”を下げて入店し、
結果的においしいご飯にありつけたわけですから。
行動力をつけたい、と思うなら
“行為のハードルを下げる”こと。
孤独のグルメの五郎さんには、大事なことを教わりました。
ありがとう五郎さん。
コメントを残す