どうも、おもちべです。
あなたはベストキッドって映画、
知ってますか?
弱虫少年が空手を習って強くなり、
いじめっ子(空手家)に勝つまでの成長物語です。
ちょっと前にリメイクされてましたが、
僕はオリジナルの方をみました。
あの映画の中で、
少年は日本人の老人に弟子入りして
空手を教えてもらうことになるんですが、
老人はいつまで経っても、空手の技を教えてはくれず、
家の掃除ばかりをさせてきます。
いやいや、
雑用ばっかさせてないで早く教えてよじーちゃん!
と少年は言うんですが(もうちょっと丁寧に)
それでもじーちゃんは掃除だけを徹底的にさせます。
そうこうしてるうちに、
いじめっこと決戦の日がやってきてしまいます。
因縁の相手と、空手の試合をするのです。
結局何も習ってないのに、勝てるわけないよ・・・
と思いつつ、
実際に試合が始まると、体がスイスイ動く。
すべての攻撃をかわせるようになっている…!!
実は、じーちゃんにさせられていた掃除の動作が、
空手の動きと全く同じであり、
ずっと正しい動きで掃除させられていたおかげで
少年は空手の型を自然と習得していたのです!
じーちゃん、すごい!
密かに空手の極意を仕込んでいたなんて!
この映画が公開された当時、
観客はそんな風に思ったかもしれません。
しかし僕の感想はですね、
いやいやちゃんと説明しろよ、じーちゃん!
でした(笑)
今やってることに、どんな意味があるのかを知るのは、
人間にとって非常に重要だからです。
と、言うわけで長くなりましたが(長すぎるわ)、
今日のテーマは
「目標設定と意味づけ」です。
人間は、無意味なことはがんばれない生き物だ
ということを前回言いました。
空手の技術を身に付けたいのに、
じーさんの家の床掃除をさせられる、
なんて完全に意味わかんないじゃないですか(笑)
そんな意味わかんないこと、
がんばれるはずがないんですよ。
だから、劇中でもやっぱり、
少年は次第にダラダラ掃除をするようになります。
そして、少年がだらける度に、
「ちがう!床を拭く動きはこうだ!!」
とじーさんは指導するわけですが、
ちがうのはあんただろ、と
そんなこと言うくらいなら、
最初から意味を教えてやれよ、と
僕は思うわけです(笑)
これがもし、
「床を拭く動きが、防御の動きに繋がっているんだ!」
みたいにわかっていたら、
少年はサボったりだらけたりしないはずなんですよ。
だってそれは
自分にとって最優先の目標に直結しているんだから。
人は無意味なことはがんばれない生き物です。
もちろん一時的には我慢できますよ?
でもそれは意に反する努力なので、
セルフコントロールを必要とします。
そしてセルフコントロールは、
意志力のリソースを大きく消耗するので、
最終的にはエネルギー切れになるのです。
(この状態を自我消耗と言います。)
そんな無駄を犯すくらいなら、
意味づけを明確にして、
すべてのリソースを
“掃除という形の特訓”
に使わせるべきだったんじゃないの?
と僕は思っちゃうんですけどねー。
と、まぁここまでが前提の話になります。
次回は、より実践的なメソッドをご紹介したいと思います!
それでは!
絶対にやってはいけない指導法

1. おもしろい♪
こんばんは。たとえ話がおもしろくって、頭にスルスル入ってきます。このお話が好きだったので日付の古いものにコメントつけてしまってすみません。ほかのものもゆっくり読みますね。
http://ameblo.jp/akika01/
2. Re:おもしろい♪
>章花さん
いや~そんな風に言っていただけてうれしいです!
どうもありがとうございます^^
章花さんのブログにもお邪魔させていただきますね~。
http://ameblo.jp/motivation-lab/