何かにつけ自分の力だけでできなきゃいけない、
自力で解決しなきゃいけないって思い込んでる人って意外と多いですよね。
かく言う僕も昔からその1人で、悩みがあっても人に相談できなかったり、やらなきゃいけないことが多すぎるのに人に頼れず抱え込みすぎたりということを繰り返していました。
これくらい自分一人でなんとかしなきゃいけないんだよ!
と、内なる”一人でなんとかしなきゃマン”が
大声で叫んでくるときが非常に多かった。笑
でもそいつの言うことに耳を貸さなくたって別に大丈夫だし、
何なら他の人に素直に頼ってみたほうが色んな面で良いときだってあるって今はわかってます。そしてそのおかげで生きること自体が少し楽になったり楽しくなったりもしました。
なので今回は、その経験も踏まえて“一人でがんばるのをやめるためのトレーニング方法”を解説していきたいと思います。
一人でがんばらなきゃいけないと考えてしまう理由
昔の自分を思い出してもそうだし、
人の相談に乗ったり勝手に観察したりしていて思うんですが、
「一人でがんばらなきゃいけない」
って思っちゃう人の根っこには
ありのままの自分には価値がない
という感覚があるように思います。
「自分には価値がないから誰かに頼ってはいけない」とか「自分の悩みなんか他人からしたらどーでもいい」とか「がんばらなきゃ価値を認めてもらえない」
とかいう思いが根本にある。
そして、そんなありのままの自分には価値がないという不安が、つい自分をがんばらせるし、他人に頼ること、相談することを躊躇させるブレーキになっているわけです。
つまり、逆に言うと1人でがんばるのをやめるために必要なのは、「人に頼ってもいい」という安心感を育てることなんです。
一人でがんばるのをやめた経験談
僕自身、自分のカラに閉じこもって一人でがんばろうとするのをやめたときには、こんな良いことが起こりました。
・負担が減る
・仲間が増える(信頼関係が築ける)
・応援される
・自分では思いつかないアドバイスがもらえる
すごく昔の話になりますが、僕がブログが全然書けなくなったとき、そのとき身近にいた仲間たちに相談してみたんです。
「ちゃんとした、クォリティの高い文章しか書いちゃいけない気がして全然ブログ更新できなくなっちゃんたんだよね」みたいな感じで。
そうしたら何が起きたかというと、
まず気持ちがちょっと楽になりました。
「感情を他人と共有し、受け止めてもらうことで楽になる」という経験をしたことがある人もたくさんいると思いますが、これは恐らく「人間が社会的な動物だから」なのでしょう。
「社会(=集団)に自分の存在が受け入れられている」という感覚は、集団化することで生き残ってきた人類にとって非常に重要なものです。(それがあるかないかが生存できるかどうかにつながるため)
実際、人とつながっているときにセロトニンやオキシトシンという安心感の元となる脳内物質が分泌されるので、「思っていることを打ち明ける」というのは大切なことなのかもしれませんね。
次に、相談すると味方ができます。
悩みを相談するということは、自分の弱点を晒すということでもあります。
その行為は相手に対して
「私はこんなにもあなたのことを信頼してますよ」
というメッセージを発することになるわけです。
そんな信頼のメッセージを受けた人は、
「この人はこれほど信頼してくれたのだから
自分も何かしてあげたい。お返しをしたい。」
という気持ちにごく自然となるのです。
これがいわゆる“好意の返報性”と呼ばれるものです。
だからこそ、相談することで弱点を相手に見せると
「お、こいつがんばってほしいな」とか
「幸せになってほしいな」みたいに
思ってもらうきっかけができるんですよね。
で、そういう人からは応援してもらえるようになるし、
自分の発想の範疇を超えたアドバイスだってもらえたりするようになる。
僕の場合は、たまたまご縁のあった作家の方からたくさんアドバイスを頂いたり、友人たちからブログの感想をもらえたりしてすごく視野が広がったのをよく覚えています。
「自分一人でブログの活動がんばらなきゃ」
とか思ってたら得られなかったであろうものを
ものすごいたくさんもらえた体験でした。
そんなこんなで、今では「困ったときに誰かに頼る」という行為に関してはなんの抵抗もありません。
ひとりでがんばるのを辞めるためのトレーニング
ずーっと一人でがんばってきた人、そうしなきゃいけないと思い込んでた人にとっては人に頼ったり相談したりということは結構高いハードルです。
それは自分になんか価値ない
と思ってしまっているからです。
その根本的な思い込みを和らげていくのは、一筋縄ではいきません。一気に解決しようとするとかなりの恐怖と向き合うことになってしまいます。
なので少しずつできるようになるための安全なトレーニング方法をご紹介します。
自分の内面のことを話す練習
それは、“世間話として自分のことを人に話す“トレーニングです。
「そーいえば」とか
「全然関係ないんですけど」とか
「超どーでもいいんですけど」なんて枕詞を置きつつ、
「いまおれめっちゃ鍋食いたいんですよねー」とか「最近海外ドラマのウォーキングデッドにハマってるんですよー」 とか「ぼく週に一回はカラオケ行かないと死んじゃうんですよー」みたいに自分の内面のことを会話のネタとして話すという練習です。(ちなみに今の例は全部僕自身のことです。笑)
これをやると、
・自分には価値がないという思い込みが和らぐ
・自分の内面について話しても大丈夫という安心感が育つ
という2つのメリットが得られます。
この感覚が育ってくれば、他者と関わる際に自分を蔑むこともなくなり、頼ることへの抵抗感も和らいでいくでしょう
「こんな話しても相手は興味ないだろうな…」
みたいに重く捉えるのではなく、
単なるネタ振りや“会話の呼び水”と捉えて、
キャッチボールの“最初の一球”として自分の話を投げてみよう(続かなかったら別のボール投げれば良いや)
くらいの軽い気持ちで練習してみてください。
初めはもちろん怖いと思います。その不安をよーーーくわかります。でも一定以上経験を積むと本当にメンタルの安定性が増しますよ。
ちなみに、これができるようになると雑談力もあがります。
他人と会話が続かない…
って悩んでる人は会話の引き出しが少ないわけでも、話が下手なわけでもなく、
自分の日常とか感じたことなんか
他人にとっては価値がない。
(だから話してはならない)
と思ってるだけなんです。
この“自分への禁止”が強いせいで、自分の中にある会話のネタを勝手にボツにしてるだけなんですよ。
これはつまらん!ボツ!
これも興味わかないからボツ!!
ってやってたら何もなくなったみたいなことになってるだけなんです。 (たまねぎの皮を剥きすぎて何もなくなった的な。笑)
でも別に雑談なんてのは
“コミュニケーションを目的としたコミュニケーション”なので
ネタ自体がおもしろい必要なんてないわけです。
それをきっかけにして会話が転がっていけばいいので。
まとめ
・つい一人でがんばってしまうのは、「自分には価値がない」と思い込んでいるから
・一人でがんばるのをやめると、仲間・応援・アドバイスなど色んなものをもらえる
・自分のことを他人に話す練習をすると、人に頼ることへの抵抗が少なくなる
というわけで今回は以上です。
ありがとうございました!
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