どうも、おもちべです。
先日、普段はろくに連絡もとっていない僕の父親から 突然メールがきました。
何かと思って開いてみると、 そこにはこんなことが書かれていました。
自分は来年の末に定年退職する。
最初は、その後は遊んで暮らすつもりでいたが、それもすぐに飽きるだろう。
だから、会社を起こすことにした。
と。
大学を出てから60近くまで、会社員をやってきた自分の親父が
いまになってこんなことを言い出すとは思っていなかったので、
さすがに驚いたんですが、笑
我が親父ながら、
この判断はなかなかCOOLだな、
と思いました。
冷静だし、かっこいいな、 という二重の意味で。
人間は暇を好まない
定年退職したら、
そこから先は基本的に暇なわけじゃないですか。
仕事がなくなるから時間は持て余すし、
退職金も年金も今の日本ならギリギリもらえるし、
(僕なんかの世代は無理かもしれませんが)
それに平均寿命も伸びてるので、 60で定年しても、
そこからひょっとしたら30~40年くらい生きるかもしれない。
やらなきゃいけないことが何も無い、
という期間が40年あったら相当暇ですよね。笑
それってかなりうらやましい。笑
でも、人間って実は
”暇”をそんなに好まない生き物なんです。
むしろ、本物の暇には耐えられない、
といってもいい。
どうしてか、というと、 人間の意識は、
どこかに向ける先がないと 勝手に
「そのとき抱えている悩み」へと向かってしまう、
という性質があるからです。
だけど、忙しかったり、何か他にやることがあると、
そっちに意識が向かうので、 悩みとかを気にする余裕がなくなります。
例えば失恋とかしたときって、 一人で部屋にこもってるより、
仕事してた方が楽だったりするときありますよね。笑
それは、何もしてなければ フラれたことをを気にするだけの
(脳のキャパシティ的な)余裕があるけど、
仕事をしてれば、仕事の方に脳のリソースを使うから、
結果的に、悩んでる余裕がなくなるってことなんですよね。
(失恋が辛すぎて仕事中もそっちに意識がいってしまう、
という場合は まだまだ忙しさが足りないんだと思います。笑)
あと、人間には”暇つぶし”をするっていう 習性があるじゃないですか。
あれって、多分防衛本能だと思うんですよね。
暇だと勝手に悩んでしまうから。
だからどーでもいいゲームアプリとかをダウンロードして
延々プレイしてしまう。笑
悩み以外に、意識を向ける方向が欲しいから
暇をつぶす、という習性を身につけたんじゃないかと。
まぁこれについては裏付けのないただの持論なんですけどね。
人間にとって最も幸福な状態
それを踏まえた上で、 人間にとって最も幸福な状態とはどういうものなのか?
ということを考えてみるに、
“何らかの目標に向かって動いていること” なんじゃないかと思うんです。
目標を達成すること、ではなく
そこに向かって動いている、 その過程のなかにいる、
ということが最も健全で幸福な状態なんじゃないかと。
もちろん達成したいという思いがあるから、
それが目標になるわけですが、
一度達成してしまえば、暇になるじゃないですか。
だから、何かの目標を達成したなら、
次はまた目標を更新して次なる到達点を目指す。
そうやって延々自分が “何かのプロセスの中で動いている” という状態にしていくことが、
幸福に近づく道なんじゃないかと思うのです。
そしてそのプロセスを、
「誰にも止められない、全力の自分で」駆け抜けることができたら
これ以上楽しい人生はないと思います。
だから、うちの親父が 60にして新たなチャレンジをすることについて、
成功するか失敗するか、 とかいうことはどーでもよくて。
「次なる目標へと向かうプロセスに入っていこう」 という判断が、
人生の選択としてCOOLだな、と思うのです。
そういう親父に自分もなりたい。
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