やるべきことが多すぎて何も行動できない。
どこから手を付けていいかわからない。
やらなきゃいけないのは嫌と言うほどわかってるのに動けない。
みたいなことってありますよね。
そういうときって、普段以上に腰が重くなるし、
実際以上にやるべきことの数が多いように感じてしまうもの。
そんなときは
思考を”見える化”する
ということが非常におすすめです。
実は、これを適切に行うだけで、
・脳にかかる情報負荷が減る
・思考に必要なエネルギーコストを節約できる
・解決すべき課題が明確になる
・課題解決のための計画を立てやすくなる
といった数々のメリットを得られるのです。
今回は7年間で1000人以上にアドバイスをしてきた、やる気の専門家の観点から、
“思考の見える化”があなたをどれほど助けてくれるのか?ということと、具体的にどうやって思考を“見える化”すればいいのか?という方法論について解説していきたいと思います。
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目次
やることが多すぎて何もできないならとりあえず「紙に書く」
紙に書くとか…そんなの意味あるの?
って思う人もいると思うので
まずメリットからお話しておきましょう。
思考を整理するときに
なぜ紙に書き出すべきなのか?
というと、
人間の頭脳が一度に保持できる情報量には限界があるからです。
たとえば算数でも3ケタ×3ケタの計算とかって
暗算じゃむずかしいですよね。
326×789=?
なんて問題があったとして
最初のほうは計算できても、
途中から「あれ?さっきの数字なんだっけ?」
ってなるじゃないですか。
計算という技術自体はかんたんでも、
数字の記憶を一度にたくさんは保持できない。
だからケタが増えれば増えるほど、
(計算という作業自体の難易度は変わらないはずなのに)
それを暗算でこなすのはむずかしくなっていくわけです。
でも、僕らには筆算という技術がありますね。
筆算をすれば途中式が残っているので、
「途中の数字を覚えておく」という負荷が減る。
そしたらあとは、
一の位、十の位、百の位
と順番に計算していくだけで答えは出るじゃないですか。
つまり筆算というのは、
脳が一度に保持できる情報量の限界を超えて
計算を行うために編み出された人類の英知だったわけです。
そして思考を整理する際にも、これと全く同じことが言えるのです。
思考も「暗算」でやってはいけない
思考を整理するためにタスクを紙に書き出す
ってのも原理的にはこれと同じ。
・「これからやるべきタスク」の記憶を保持しておく
・タスクをこなすために必要なステップやコストを把握する
・「何から取りかかるのか」という計画を立てる
といった思考内容を暗算でやろうとするから
頭がキャパオーバーになって動けなくなるわけですね。
そこに加えて、
「やらなきゃいけないこと」がどれくらいあるか?
ってことが明確になっていないと
実際以上にタスクがたくさんあるように思えるため、
心理的なハードルが上がり、より一層モチベーションが下がります。
だから「紙に書いて”見える化”する」
ということが大事なのです。
一見単純なように思えますが、
実際には効果てきめんな対策なんです。
「やること多すぎてやる気出ない!」を5分で解消する3ステップ
じゃあ具体的にどうやって紙に書き出せばいいのか
という話に入りましょう。
1.やるべきことを全部書き出す
2-1.各項目ごとに必要なステップを細分化する
2-2.各項目に必要なコストも書き出す
3.「簡単に処理できる順」でタスクに優先順位をつける
これら全部合わせても大体5分あればできます。 むしろ「5分でやる」と決めてから取りかかるほうが、気が楽になるので良いくらいかもしれません。
それぞれの項目を詳しく説明していきますね。
やるべきことを全部書き出す
そのまんまです。ひたすら書き出します。
これは書かなくてもいいかなぁ?
ってくらい小さくてしょうもないタスクも書いた方が良いです。
なぜかというとそれを達成したときも
「一個減らしたぜ!」っていうプチ達成感が得られるから。
達成感を得ているとき脳内では
快楽ホルモンのドーパミンが出ていて
それが僕らにとっての心理的なご褒美となります。
どうせやるならちょっとでも楽しいほうがいいので、
こういった脳内麻薬もジャブジャブ摂取しながらやりましょう。
必要なステップ(とコスト)を書き出す
次に、1で出てきた各項目に対して
どんなステップが必要なのか?
そして
どんなコストが必要なのか?
ということを明確にしていきます。
例えば、「年賀状を出す」というタスクがあったとして、
それをクリアするためには、
・送る相手を決める
・送る人の住所をリストアップする
・年賀状を買ってくる
・年賀状を書く
・ポストに投函する
といったステップがあるわけですよね。
そしてそれに伴ってコストも発生します。
・年賀状を買う代金
・買いにいく交通費
・リストアップするエネルギー
・書く内容を考えるエネルギー
etc.
ここではお金とか時間だけでなく
必要なエネルギー(労力)も書きます。
(明確に数値化はできませんが、それも立派なコストなので。)
こういう風に、
やるべきこと(=タスク)それぞれに対して
必要な手順とコストを明確にします。
これによってどのタスクがどれだけ大変か?
つまり、やるべきこと各々の難易度が明らかになります。
そして難易度がわかったら今度はそれを元に
優先順位を決めていきます。
やることに優先順位をつける
最後に、ここまでで見える化されてきた情報を元に
実行計画を立てるわけですが、
そのときポイントになるのが
いちばん実行するのが楽なものから順番にやる
ということ。
これはなぜかというと、
とりあえずタスクの全体量を減らすためです。
「とりあえず減らす」というのがかなり大事なポイントです。
重たいタスクを一個ずつ解消するのもいいんですけど、
それよりは軽いやつからテンポよく
ポンポン減らしてくほうが
「前に進んでいる実感」が出るし、
達成感も得られやすいので、
多くの人にとって向いていると僕は思います。
なので、やるべきことが見える化されたら、
簡単なものからガンガン解消していきましょう。
まとめ:見える化して無気力を乗り越えよう
・やるべきことが多すぎて動けないなら紙に書いて見える化すべし
・書き方1:全部のタスクを書き出す(細かいものまで)
・書き方2:各タスクに伴うステップとコストを書き出す
・書き方3:「簡単にこなせる順」で優先順位をつける
・タスクの数を減らすことを重視しよう
というわけで今回は以上です。
なかなか重い腰があがらないという方はぜひ試してみてください。
ではでは!
PS.
今回の話と関連して、「やりたくない」を乗り越える、心理的ハードル理論という記事も書きました。「見える化してもまだ腰が重い!」と思ったら、ぜひこちらも参考にしてみてください。
PS.その2
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