ども、やる気復活アドバイザーぶなです。
先日、一緒に仕事をしている盟友の結婚式に参列してきました。
鎌倉の海を見渡せるシーサイド。
雲ひとつないド快晴のなかでの気持ちの良い式で、
最初は新婦のお父さんにもらい泣きしつつお祝いしてたんですが、
我が友とその奥様が結婚の誓いを立てているときあたりに、
僕はふと我に返ったんです。
「あ、おれこのあとスピーチするんだった」と。笑
披露宴の始まりのタイミングで、
乾杯の挨拶を頼まれていたのです。
これって自分の土俵で、自分の生徒を相手に、
自分の好きなことをしゃべるのとはやっぱりわけが違いますね。
知らない人、年上の人がほとんどの会場に向けて
お祝いのスピーチをするとなるとなんやかんやで
常識的な“型”に従わなきゃいけない部分も出てくる。
「あーこりゃなんか緊張してきたぞ。」
「新婦の名前、呼び間違えたらどうしよう。笑」
「ギャグ言ってスベったら嫌だなぁ。」
「ちょっと当たり障りないバージョンでいこうか。」
などと、気づけば完全に守りに入っていました。笑
前日まではひと笑いかっさらってやろう、くらいに息巻いていたのに。笑
やっぱり根はビビリなんですよねw
そして、いよいよ披露宴。
僕が乾杯の挨拶をする前に、
新郎(僕の盟友)からのお出迎えの挨拶が入りました。
「えーっとみなさん、今日はお集まり頂きありがとうございます。
お食事とかお酒とか楽しんでください。じゃ!」
適当かよ、おまえ!!!
参列者、全員ズッコケてました。笑
緊張して損したわ!!と思いながら、
僕は当初頭の中で用意していたことをフルバージョンでしゃべり、
軽く笑いも(たぶん)取りながら無事スピーチを終えることができました。笑
そんなわけで長い前振りでしたが、ここからが本題。
今日のテーマは
「率先してミスるリーダーはフォロワーに何をもたらすのか?」です。
ミスしても大丈夫という安心感
あの野郎がてきとーな挨拶をかましてくれたおかげで、
全員からツッコミを入れられていたおかげで僕が得たものは
「あぁ、これ別にミスってもいいんだ」という安心感でした。
一昨日、盟友の結婚式でスピーチしてきた。
正直ド緊張してたんだけど、新郎であるそいつ自身の挨拶がめっちゃてきとーだったおかげで緊張は半分くらいになったw率先して失敗するリーダーの姿は、
「あぁ、こんなんでもいいんだ笑」
っていう安心感をくれるよね。笑— ぶな@やる気復活アドバイザー (@buna_motivation) March 8, 2020
“安心してミスれる環境”を作ってくれたわけです。
(別にやつはそれを意図していたわけではないのだけど。笑)
人が何かに挑戦(行動)する上で、
この「失敗しても大丈夫」という安心感はすべての土台になります。
この安心感って人によって強さ弱さはバラバラで、
例えばレペゼン地球というグループのDJ社長という人はめちゃくちゃ強いタイプです。
(簡単に言うと過激派Youtuber。知らない人はこちらの動画をみてください。)
何しろ失敗したらすぐに
「もう一回やっちゃお」って思うらしい。笑
逆に安心感が弱い人は、
引っ込み思案か完璧主義になりがちで行動力がなくなります。
この元々持ってる「安心感レベル」というのは
人格形成の過程でながーい時間をかけて作られるものなので
まぁ簡単には変わらないわけです。
だけど、そこを補ってくれるのが“環境のちから”なんですよ。
ミスすることに対して強い不安や恐怖を感じる人であっても、
目の前でリーダーがミスり、メンバーがミスり、
それを誰も否定することもなく、何ならみんな笑ってる。
そんな環境のなかにいたら
「もし自分がミスっても、きっと誰も怒らずに許してくれるだろう」と思える。
だから環境選びってすごく重要なのです。
失敗への恐怖が強い人は優しい環境で花開く
『ランの花仮説』という考え方があります。
情報刺激やストレスへの耐性が低い人(=打たれ弱い人)は、
厳しい環境に置かれると才能がつぶれてしまう。
しかし、過度なストレスから守られる環境に置かれれば、
打たれ強い人にはない、特別な能力が花開く。
これは、丁寧に育てないと簡単に枯れてしまうが、
咲かせる花は非常に美しい“ランの花”と同じだ、という話です。
もしも自分が“ランの花”タイプだなと思うのであれば、
根性論(ちょっと厳しくされたぐらいでへこたれるやつはダメだとか)や
一般常識(社会人なら〇〇はできて当たり前だとか)や
外的な基準(この仕事ならすげー稼げるとか)に流されず、
「自分が花を咲かせられる環境はどこだろう?」
という視点で自分が生きる環境選びをするといいですよ。
その一つのヒントとしてリーダーのあり方は良い判断基準になるでしょう。
自分がミスる姿を平気で見せられる人は、
きっと人のミスにも寛容だろうから。
行動力を失う理由のひとつが不安。
逆に考えると、不安を取り除いてくれるような環境に身を置けば行動できるようになったりするんよね。
つまんないこと言っても笑ってくれる友だちの前でなら、冗談言えたりするじゃない?
オタクをさらけ出しても引かない仲間の内でなら、好き放題話せるじゃない?— ぶな@やる気復活アドバイザー (@buna_motivation) March 8, 2020
では今日はこの辺で。
ありがとうございました!