これまでやる気に関する相談に乗ってくる中で
自信がないから行動できない
という方にたくさん出会ってきました。
そんな人たちに対して世の中一般では、
「がんばらないから自信がつかないんだ!」とか
「努力して何かを成し遂げたら嫌でも自信がつく!」とか
「行動してから考えろ!」
なんて言いたがる人が多いですよね。
しかし、現実的な話でいえば、
がんばる→自信がつく
というやり方は、実を言うと
自信が欠如している人にとっては順番が良くないのです。
というわけで今日は、
自信が根本的に欠如している人に向けた
行動力UPの戦略についてお話します。
自信をつけるための最適な順序
冒頭でも少し例に出した「がんばらないから自信がつかないんだ」という主張について。
これはもちろん、一理あります。
がんばる=困難を乗り越える経験
というものは自信の根拠となるので、
「自分ならできる」という感覚
を育むことにはたしかにつながるのです。
けれども、これを実践するためには、その困難に耐えるだけのメンタルタフネスをあらかじめ持っていなければならなりません。
つまり、
がんばる→自信がつく
という方法は、自信の土台がグラグラな豆腐メンタルさんにとってはあまりにも不利な戦いなのです。
このあたりのメカニズムについては
自信ゼロを克服してやる気を蘇らせる方法という記事で
より詳しく説明しているのですが、
何に対しても不安になりやすい
どんな状況でも自信が持てない
常に自分自身を過小評価している
そんな実感がある人には別の戦略が必要なのです。
それが、
リスクを減らして不安を軽減
→できるレベルのことからがんばる
→ほんのわずかな自己肯定感を得る
→それを蓄積し続ける
というステップです。
不安を生み出す“生まれつきの要素”
実際の戦略について解説する前に、前提のお話をします。
そもそも“人一倍自信がなく不安が強い人”とそうでない人にはスタート地点から違いがあるのです。
それが“生まれ持った脳神経の性質”です。
例えば、
ある刺激に対して敏感に反応するか
あるいは鈍感に反応するか
ということは人によって違いますよね。
(お化け屋敷でびっくりする人もいれば動じない人もいるように)
これは赤ちゃんのころから大人になるまで変わらずに持ち続ける性質の一つなのですが、実をいうとストレスを大きく感じるか小さく感じるかということにもつながっているのです。
また、その他にも
「生後6〜18ヶ月の間の親子関係」とか
「幼少期の生育環境が安定していたか否か」
といった“生まれてすぐの環境”もメンタルの初期設定に大きく関係しています。
どちらにせよ、このようなスタート地点からの違いというのは誰にでもあるのです。
とはいえ、これは決して「生まれつき〇〇だからもうどうしようもない」みたいな話ではありません。
「自分の性質を知った上で最適な戦略を選ぼう」
という前向きで建設的な話である、
ということだけご理解くださいね。
行動に伴う不安を軽減する
さて、今ご説明した通り、
自信がなくて行動できないという現象は、
メンタルの初期設定の影響によって不安が強い
ことが原因であると仮定します。
それに則って考えるならば、
まず最初は不安を軽減することから始めるべきでしょう。
具体的には、自分が何に対してどんな不安を持っているのか?を分析し、
その不安を取り除く、ということを行います。
よくある例としては、
・「失敗は悪いことだ」という思い込みが強い
・もし失敗したら他人から怒られる気がする
→それによりプレッシャーをより大きく感じる
などなど…。
このような不安というのはある種、思考のクセのようなものであって、実は適切な練習を積むことで変えられるのです。
思考のクセを変えることで、
失敗に対する捉え方が変わり、
感じるプレッシャーが減れば、
行動に伴う不安が軽減される。
これでやっと、自信をつけるために一般的に「やれ」と言われている“行動”というものが対等にできるようになるのです。
失敗しないレベルのことから始める
とはいえ、
行動ができるようになったから全部解決!
もうなんかすげーことやっちゃおう!
なんてところまではいきません。さすがに。笑
もう少しソフトランディングでだいじょうぶ。
現実を一気に大きく変えるようなチャレンジではなく、
どんなことがあっても絶対に失敗しないようなレベルの行動をするのです。
例えば、
ダイエットのために1日100回腹筋をする!
みたいなレベルではなく、
毎朝起きたら10歩だけ外を歩く
くらいのレベルから。
資格の勉強を毎日2時間やる!
みたいなレベルではなく、
1日1回はとりあえず教材を開く
くらいのところから。
何でもいいのですが、自分なりに
「これなら失敗しようがないな」
というレベルの行動をひたすらに積み重ねるのです。
そうすると、ほんのわずかな自己肯定感というものが手に入ります。
一発でガツンと自信がつくようなものではありません。
あまりにもわずかなので、きちんと意識を向けないと自信にはつながらない程度なのですが、この積み重ねが後々につながってくるのです。
わずかな自信、わずかな自己肯定感が手に入ることで、
それ以前よりも少し高いハードルを超えられるようになる。
前よりも困難なこと、前よりも大変なことを
行動できるようになるのです。
その繰り返しで、坂道を転がる雪玉のようにちょっとずつ自信は大きくなっていき、気づけば以前とは別人のようにタフなメンタルになっているでしょう。
まとめ
・自信がない人は行動の前にリスクを減らそう
・思考のクセを変えることで心理的なリスクが減る
・できるレベルのことから行動する
・小さな行動、小さな成功、小さな自信を積み重ねよう
というわけで今回は以上になります。
それでは!
PS.
自信をつける方法を徹底解説する
7日間の無料メール講座をはじめました。
「自信がある人とない人の違い」を
根本から科学的に解説し、
“あなたに適した自信のつけ方”が
明確にわかるようにレクチャーしていきます。
本気で学びたい方は、後悔させませんので
ぜひ受講してみてください^^
コメントを残す