怒られても気にしない方法!凹まない人だけが持つ心理スキル

あなたは職場や学校で怒られると
落ち込んだりへこんだりしますか?
  
場合によっては何日経っても気分が戻らず、
「また怒られたらどうしよう・・・」なんて
次の失敗を恐れてしまったりすることもありますよね。
 
 
そんな怒られることによるダメージを軽減するには、
とある心理スキルを意識して取り入れるのが有効です。
 
そこで今回は、怒られても気にしない人になれる最強のメンタルスキルについて解説していきたいと思います。
 
※そもそも怒られることがどうして心理的なダメージになるのか、『失敗を責められても動じないメンタルタフネスの育て方』という記事の中で解説しましたので、興味があれば併せてお読みください。

怒られて落ち込む人と落ち込まない人のちがい

  
怒られたときに落ち込む人と落ち込まない人の
いちばん大きな違いは一体何なのか?
 
そう聞かれたら多くの人は「性格」と答えると思うんですが、実際には少しちがいます。
  

落ち込む人と落ち込まない人のいちばんの大きな違いは
“解釈の仕方”にあるのです。
 

怒られても気にしない人の解釈スキルとは


 
例えばですが、
「自分は価値が低い」と思い込んでいる状態
「友だちからLINEの返信がこない」という事実を見たら
 
 
あぁ、嫌われた!とか
怒らせたかもしれない!

なんて思いますよね。
  
実際にはその友だちがただ忙しくてLINEを見てなかっただけだとしても、です。
 
 
 
逆に、「自分には価値がある」と信じている人が同じことを経験したら、
 
 
ん、まだ返事こないか。
忙しいのかな?
ま、そのうちくるっしょ
(でも別に来なくてもいっか)
 
くらいに受け止めることができるでしょう。
 
 
このように、人間は誰しも自分のフィルター(色眼鏡)を通して現実世界を見るわけですが、
フィルターがちがえば「友だちに送ったLINEが返ってこない」という情報の解釈の仕方も大きく変わってくるのです。
 
 
 
怒られたときに落ち込むのか、
それとも平気でいられる
の差も
これと同じことが原因です。
 
 
つまり

どんなフィルターを通して現実を見るのか?
どのようにその情報を処理するのか?
 
ということが両者のちがいを生み出してるわけです。
 
 
ちなみにこのフィルターのことを心理療法の用語では”中核信念”と言うんですが、これは思考訓練のようなセラピーによって改善されていきます。(しかもこの訓練は自力でも可能です。)
 
 
だから、怒られて凹むかどうかは性格の問題ではなく、所詮は思考のクセの問題なのです。いま凹みやすいからって諦める必要もないし、落ち込む必要も絶望する必要もないんですよ。
 
ここから実際にその訓練方法について解説していきます。
正しい知識をつけて、一歩ずつ練習していきましょう。  
 

怒られても動じない人とすぐに傷つく人の”解釈のちがい”


仕事や勉強でミスをした。
そして怒られた。
 
という同じできごとを経験したときに

 
 
落ち込むタイプの人は

「なんて自分はダメなんだ…」
というリアクションになる傾向が強いです。
 
 
それに対して、
 
落ち込まないタイプの人は
「ま、まだ慣れてないし。笑」
「なるほど、そこが悪かったのね」
「よし、次がんばろ!」などなど
  
 
ミス→怒られるというできごとを経験しても、

それを「自分がダメであることの証拠」としては扱わないんですね。
 
 
 
あくまで、今後の改善点だったり、
しょうがないこととして捉えてるんです。
 
 
 
これが落ち込む人と落ち込まない人の
“解釈の仕方のちがい”です。
 
 
 
よーするに落ち込まない人って
受け身を取るのが上手いんですよね。
 
 
 
心がダメージを受けないように

うまく衝撃をいなしてるわけです。
 
 
 
逆に、
 
落ち込むタイプの人ってのはいわば、ダメージが最大化するような転び方をしてしまっているようなものなんです。
 

※イメージ

受け身を取りもせず頭からイっちゃったらそりゃ痛いですよね。笑 
  
 
じゃあこれを踏まえて、
怒られても落ち込まない人になる方法を説明していきましょう。
 

怒られた時でもへこまない人の切り替え方


落ち込まない人になるには、
落ち込まない人の情報処理モデルを身につければいい。
 
 
1.失敗した
2.怒られた
 
と来たあとの3番目に、
落ち込まない人がとるリアクション
意識的に取り入れてみる。
 
 
それを繰り返し練習することで、

今までのへたくそな受け身を改善していくわけです。
 
 
 
例えば、
 
3.あー良いアドバイスもらった!
 
とか
 
3.ま、初心者だししょうがないよね!

 
とか
 
3.上司の教え方も悪かったしおあいこでしょ!

 
などなど。
 
 
 
具体的にはなんでもいいんですが、

  
「自分は悪くないとしたら」
「それでも自分は無価値じゃないとしたら」
 
という前提で
(そういうフィルターを通して)
 
 
1.失敗して → 2.怒られた
 
という情報を処理してみる。
 
 
 
これが当たり前に身に付いてくると、
ちょっとやそっとの失敗くらいじゃ傷つかない
鋼のメンタルができあがるのです。
 
 
 
もちろん、これっていきなりできるようにはなりません。
 
 
だって自分が自然にしている反応とは全くちがう
別の捉え方・考え方人工的に取り入れていくわけですから。
 
 
やっぱり“練習”は必要なんですよ。
 
 
だけど何度もトライしてみて、
なかなか上手くいかないな〜なんて思いながらもそれでも続けていれば、
 
そのうちにじわ〜っと小さく変化していきます。

それはきっと実感できるはず。

「あれ?そういえば最近怒られてもあんまり傷つかないな」
 
という風に。
 
 
だから、「そんなもんできるわけない!」なんて諦めず、一歩ずつ歩いてみてください。
 
その先にはきっと良い未来が待っていますから。
 

解釈スキルを磨けば怒られても気にならなくなる

 <まとめ>
 
・人間は自分のフィルターを通して現実を見る
・フィルターが変われば”情報処理の仕方”が変わる
・落ち込む人と落ち込まない人のちがいは”情報処理の仕方”にある
・「自分はダメじゃない」フィルターを身につければ落ち込まない人になれる
 
 
というわけで今回は以上です。
ありがとうございました!
 
 
※今日の話をさらに深めた内容を『失敗を責められても動じないメンタルタフネスの育て方』という記事に書きましたので、ぜひ合わせてお読みください。

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